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BABYMETALの謎を解く

只今休刊中!(◎_◎;

BABYMETAL Spirit - ベビメタ前&ベビメタ後

謎解きシリーズ

[約5000文字] DEATH!

 

 

このブログを始めた理由は二つある。

 

ひとつは、BABYMETALは今までのHM/HRとは根本的に異なる音楽だということを明確にしたいということと、

もうひとつは、BABYMETALが人に与える多大な影響力、つまり、人の心を変え、人生観・世界観を変え、結果的に生き方を変えてしまうその力と感動、そうしてその変化がもたらす未来を伝えたい、

この二つが目的であった。

 

 

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※2016.5.8 ノースカロライナ州 CAROLINA REBELLION フェス開演30分前

 

 

ま~、それが成功してるかしてないかは別として、ここで改めてBABYMETALの持つ特殊かつ唯一無二の音楽性について述べてみようと思う。
※てか、幾分かはキツネ様の役に立ったのではないか?と思う、思いたい、立っててほしーなーw(゚∀゚)

 

 

ま、ともかく(汗)なぜ今ここで一旦まとめようかと考えたかというと、
すでに皆さまご存知の、ニューヨーク在住の元パンクドラマーの高見鈴虫さんのあの熱きブログを読んだからである。

 


何十年もパンク一筋で来た高見さんを、まさに一夜にして変えてしまったBABYMETALの持つ力、影響力。

今までのロックとはまったく隔絶したBABYMETALが持つ音楽性の力の謎を解く鍵が、

①高見さんのほとばしる文章の中に隠されているのではないか?

②それを明確にすることで、今までのロックとBABYMETALの創始したロック/メタ
 ル
との違いがより一層明らかになるのではないか?ひいては、

③実はBABYMETALはメタルを復権させているという程度ではなく、新しいロックの
 一大潮流を創り出しつつあることがハッキリとするのではないか?

そう思ったからだ。

 

以下、この仮説に基づいて愚論、進めてまいりたいと思います。
※なお毎度のことですが、独断・私見・駄文です。また長文(になるはずw)です。予め御了承の程ヨロ~。

 

 

 

Rock Spritとは何か

 

サテ、筆者が特に注目した記事はこれである。

 

 

この文章全体がロックのエッセンス、というよりもブルースの時代から続くスピリットといってもいい。

「現実はひどいものだが、それでも俺たちは生きている。絶対に負けはしない。
 いつか輝く太陽の光の下を歩くまで。」

このメッセージが昔から連綿と歌われ続けてきた。

 

 

たとえば作詞作曲:吉田拓郎/演奏:モップスのこの曲。
(3:29)

 

「現実はどうしようもなく酷いが、それでも何かを求めて今日も生きている」と歌う。

 

またブルース・スプリングスティーンのこの曲。

(4:31)

 

「俺たちは酷い時代に生まれたが、走るために生まれてきたんだ。
 太陽の下を歩く時まで俺と一緒に走ってくれないか」と呼びかける。

 

 あるいはこの曲のように"現実"に対する反抗(Resistance)。

(4:08)

 

※80年代前後に日本人がドラマーをしていたNY拠点のPUNKBANDがあり、確か曲の初めの「1.2.3.4!」という掛け声を「イチ・ニ・サン・シ!」と言ってる曲があったんですよね。もしかして高見さんがその方かな?と思って、 いろいろ検索したんですが結局バンド名思い出せず。←齢のせいw。ま、それでその際に思い出したのがこのフリクション。なかなか尖ってたなーという記憶があります、、てかパンクだから当然かw

 

 

だから、高見さんのブログ「挽歌 ~ 敗れ去ったおっさん達へ」の記事は、最初から最後までロックスピリットに満ちており、もうこれは「言葉と文章によるロックだ」、としか表現のしようがない。
ただし注意すべきは、ここで語られる「敗れ去ったおっさん」とは、何も夢に破れたバンドマンや年配層の方だけを指しているのではない、ということだ。

もしもその人が、現実を前にして戦う前に屈してしまったならば、それがたとえ10代の若者であったとしてもすでに「敗れ去ったおっさん」であり、さらに言うならば、真に生きているとは言えず死人同然だ、ということだ。

 

だからこそ、

「ROCK IS NOT DEAD」「俺たちは、負けない」であり、

このロック・スピリットを持っている限り(ロックを知っている知らないに関わらず)

その人は、「ロックしている」のである。

 

 

 

BABYMETAL Spirit

 

 

さて(相変わらずですが)ここからが本題。

その強固なロック・スピリットを持つ高見さんが、今まで聴いていた音楽が色褪せてしまうほどの衝撃を、革新的な何かを、BABYMETALから受けとった。

 

つまり(結論から言ってしまえば)、BABYMETALは今までのロック/メタルなどとはまったく異なる Spirit を持っているということであり、それこそが高見さんに衝撃を与えたのである。

 

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どういうことか。

今までのロックは、常に現状を否定的に観てそれに抵抗する事を信条とするのに対し、
BABYMETALが創り出すロックは、現状を直視した上で、さらに未来を志向し、新たな〈自己=未来〉を創る(成長する)ことに主眼を置く。

つまり、今までのロックとはまったく正反対の Spirit を持っているということであり、今までのロックの流れとは完全に違うロックなのである。

 

詳説する。

 

 

1. 今この瞬間、〈私〉がイメージした〈自己〉が
   未来を形成する

※少し長ったらしくなりますが、大切なポイントなのでしばらく辛抱を<(_ _)>

 

 

まず、人は〈自己=私〉をどのように認識しているかを簡単に説明します。

通常、私たちは自分の身体と心を〈自己〉であると考えています。
しかし、実際は〈自己〉の範囲は肉体に限定されていません。

 

 

たとえば、自動車を運転するとします。
もしも、その人が車体全体を自分の身体の一部のように感覚していなければ、車を自在に動かすことは出来ません。
もちろん車庫入れなんか不可能です。

 

 

つまり、人は〈自己〉の範囲を車大まで自在に拡大し、〈自己〉と〈モノ〉であるはずの〈自動車〉と一体化しているということであり、〈自己〉の範囲を肉体に限定していないということを示しています。

もちろんこれは自動車だけではなく、私の会社・私のチーム・私の国など、様々な対象と一体化し、さらには愛着を生ずると愛車・会社愛・郷土愛・愛国心などと呼び、肉体の範囲を越えて〈自己〉を拡大しようとする性質を持っています。

 

 

また、それだけではなく〈自己〉の質もその環境に応じて自在に変えています。
たとえば、会社では部長さんと呼ばれ、家ではお父さんと呼ばれ、飲み屋さんではシャチョーと呼ばれ、愛人にはパ・・、ま、これはいいとしてw
人は無意識に自己の質を巧みにその環境に応じて変化させているわけですね。

 

 

つまり、これは何を意味するかというと〈自己〉というものには固定的な実体はなく、人はいかようにでも自分がイメージする〈自己〉を作ることが可能だということです。

 

 

しかし、人はどうしても連続した〈自己〉を認識するために(自己同一性を保つために)過去の記憶や現状に置かれている〈自己〉を起点(あるいは根拠)として、未来の〈自己〉をイメージしてしまいます。

 

えー、つまりもう少し解りやすく言うと、

「過去や現状がこうだから、未来もこうなるだろう」と想像して、

次の瞬間の〈自己〉をイメージし〈自己〉の未来を決定しているということなのです。

 

 

要するに、本来、可変的で変幻自在なはずの〈自己〉を、過去の経験や現状から、
「俺はダメな奴だ」「嫌なことばかりだ」と決め付けイメージを固定化してしまえば、
当然、それに沿った〈自己〉が未来に創られるわけです。

※試しに「困ったなぁ」「どうしよう」「ダメだな」「どうしようもない」といった言葉を一年ぐらい呟いてみましょう。一年後には立派な「どうしようもなく」て「ダメ」な〈自己〉の一丁上がりです。

 

 

したがって、過去や現状から生じた負(マイナス)のイメージを〈自己〉だとする限り、未来に形成される〈自己〉はやはりマイナスであり、未来を正(プラス)に転換するためには、今この瞬間の〈自己〉イメージをプラスにするよりほかありません。

 

 

まとめると、現状や過去に対して、
・マイナスイメージを起点とする限り、未来の〈自己〉もマイナスであり、
・プラスイメージを起点とすれば、未来の〈自己〉もプラスで形成される、
というわけですね。

 

 

 ★一口アドバイス

もしも今現在、辛く苦しい状態であれば、どんな人であっても、どうしてもマイナス的な感情や思考が湧き起こったり未来に対する悲観的なイメージが生じてしまいます。人によっては切り替えようと思っても、なかなか切り替えることが困難な場合が多々あります。

 

では、具体的には一体どうしたらよいのか?
もしも将来、建設的な結果が予想されないような、負の感情や思考など起きてくる場合、

「今感じているこの感覚は、本来の〈私〉ではない」

「この感覚は本当の〈私〉ではない、他のものである」

と心の中でハッキリと呟いて、
そしてその都度、その負の感覚や思考を切り離します。

 

最初は大変ですが、それを繰り返し繰り返し行っていると、次第に習慣となり、いつしか楽に〈私〉が望む新しい〈自己〉をイメージすることが出来るようになってきます。また〈自己〉が変わるのですから、次第に周囲の人の反応など、環境も変わってきます。
先ほどの「ダメだな~」の逆パターンということですね。

 

※以上、原始仏典から、ブッダが編成した四念住法という瞑想法より、一部抜粋参考)

 

 

 

 

 

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2.ベビメタ前、ベビメタ後

 

すでに前節の推論でお察し頂けているかと思いますが、
今までのロックはすべて、現状否定、つまり負の視点から成立しているものです。

 

 

ただ、その表れ方が現状に対する、反抗であったり、負けないということであったり、あるいは単に、非日常を体験するためのストレス発散のパーティロックであったりと、いずれにしても現実というものを(それがたとえ正しいことであったとしても)否定するところが起点です。

そう考えれば、その昔は、若者の音楽の主流であったロックがメインストリームから凋落してしまったということも納得できます。

 

 

翻って、BABYMETALはご承知の通り、ドキモやイイネ、4の歌でもあわだまフィーバーでも現在生きていることそのものの喜びを直視し、メタ太郎やAmore、RoRでもKARATEでも〈自己〉のプラスの側面を、自らの内面に創造することを歌っています。

 

 

そして最も重要なことは、
中元すず香水野由結菊地最愛の三人が、まさにさくら学院で4年以上もの間、徹底的に、スーパーレディ―という理想の〈自己〉を内面に創造する教育を受け、そして今もインタビューでたびたび耳にするように「成長すること」を最大の目的としている。

 

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その彼女らが、ステージ上で、今までのロックとはまったく異なる正のエネルギーを、もともとパワーに満ちたメタルサウンドに載せて、爆発的に発散しまくるのですから、そりゃ~、初見のライブ参戦者でも、プロのメタル/ロックミュージシャンでも影響を受けないはずはありません。

 

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ただカワイイ+メタルを融合したから、ではない。

SU‐METALの歌唱力やYUIMOAの天使のダンスだけでもない。

むろん、神バンドの演奏技量や楽曲のせいだけでもない。

 

 

BABYMETALの革新性は、
まさしく中元すず香水野由結菊地最愛が中心となって創り出した
まったく新しい Rock Spirit 、精神性の創造と発露(表現)に他ならない。

 

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そうしてそれはロック史上初めての革新的出来事であり、
それは今、BABYMETALを聴いている世界中の子供たちに着実に広がり、
これからのロックの流れを大きく変え、
世界の風景を変える可能性のある新しい潮流になるのではないか。

そう思ったわけです。

 

 

◆追記:

エー、かなり妄想で踏み込んでますw

 

あとつくづく思うのは、彼ら、じゃなかったw(←いつの間にか男性として考えてたw)、

彼女らがさくら学院や何万人ものオーディエンスの中で鍛えられたメンタリティーは、とても一般の大の大人でも、そうそう太刀打ちできるものではないことは間違いない。

おそらく、彼女たちが成長を望む限り、BABYMETALは世界の人々の心を惹きつけ、
変えるに違いない・・・

ホントそう思いますし、
世界の未来のためにもそうあって欲しいと心から願ってます。←コレ妄想じゃないデス!|д゚)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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