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BABYMETALの謎を解く

妄想で突っ走ってます!(◎_◎;

「嵐の夜」  黒雲は一気に空一面を覆い、雨はますます激しさを増していった…

まずは東日本豪雨で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

一日も早く日常を取り戻すことが出来ますよう、心よりお祈り致します。

 

 [文字数=約4900文字]

 

サテ、更新の間が空いてしまって、予告していたお題「菊地最愛水野由結の交錯する想い」なんですが、ひらめいていた内容自体忘れてしまったという、とてもおバカな状態となっております(゚∀゚;)

と、いうことでー、、、どしよ?

んーと、んーと、そだ!

とりあえず、過去に書いた記事(BABYMETALとは関係ない)ですが、それをアレンジして、そこにベビメタの曲(メッセージ)をBGMでのっけてみたいと思います・・・

う~、だめかな?、、、ま、いいや~、個人ブログなんだし(゚∀゚;)アハハハ~

 

 

祇園精舎の鐘の聲 諸行無常の響あり

沙羅雙樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす

驕れる人も久しからず 唯春の夜の夢の如し

猛き者もつひには滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ

 

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いつぞやだったか、ヘヴィメタル・クロニクルという海外SFドラマをビデオ屋さんで借りて見た。もちろん、へヴィメタルというタイトルに惹かれて借りたんですが(作品のクオリティは別として)、いや~実に暗澹たる救いのない結末の連続で、まさにへヴィメタルやね~って感じでした。

 

冒頭の平家物語の有名な導入文にもある通り、はるか千年の昔であっても、またはるか3000年先の未来世界であっても、この無常で無情な人間世界の理(ことわり)は、同じなんでしょう。

ただ、そのどこの部分に真実を観るか?あるいは見出すか?

それによって、それぞれの人の「生き方」というものが変わってくるのだと思います。

 

ときに人生は過酷であり、運命は残酷。

私たちは今目の前の事実を、決して無視することも、避けることも、まして無かったことにすることもできない。

災害・貧困・紛争・病気・悲嘆・憤怒・貪欲・嫉妬・犯罪、そして死…

 

 

しかしながら、パンドラの箱の底に残された希望(Hope)のように、非情な運命の先にこそ、真の可能性というものがあるのではないか。

その残酷な運命と過酷な人生の先になにを見出すか。見出すことが出来るのか。

事実を恐れず、真実を見詰める勇気こそ求められているのではないか・・・

 

 

サテ、はるか二五〇〇年の昔、

かつてインドにパターチャーラーという女性がいました。

 

彼女は、ゴータマ・ブッダのお弟子さんで、五百人以上の後輩の尼僧を指導し、多くの尼僧から尊敬され慕われていたという有名な長老尼ですが、その彼女も出家する以前は、良家に生まれたごく普通の女の子でした。

今回、その彼女の人生を一変させた苦難の衝撃の実話をBABYMETALのBGMとともに(←ちょっとムチャ振りですがw)綴りたいと思います。

では(やっと)本編開始~♪

 

* 

「嵐の夜」

黒雲は一気に空一面を覆い、雨はますます激しさを増していった…

 

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良家の娘

パターチャーラーは、中インドにあった大国・コーサラ国の都サーヴァッティーの長者の娘であった。

※長者というとなんか日本昔話に出てくるような長者をイメージしますが、サーヴァッティー市は、インドの二大大国のひとつコーサラの首都ですから、おそらく数十万~百万人単位の大都市で、しかもそこの長者の娘ですから、今でいえば大企業のオーナー社長の超セレブのお嬢様ということになるでしょう。

※挿入歌=BABYMETAL - ド・キ・ド・キ☆モーニング

 

 

育む愛

そしていつしか彼女も年頃になり、両親は同じ身分の家に嫁がせようと縁談をととのえた。しかし、実はその時すでに、パターチャーラーは若い男と恋に落ちていた。男は彼女とは身分のまったく異なる召使いで、もちろん両親には秘密の関係だった。

両親が決めた結婚式が目前に迫り、いよいよ二人の心は追い詰められた。駆け落ちすることしか考えられなった二人は、ついに手に手を取り身の回りの品物だけを持って家を飛び出した・・・

 

 

二人はやっとのこと、生家から遠く離れた小さな村に家を見つけ、貧しいながらも互いに助け合い、二人の愛を育んだ。

やがてパターチャーラーは妊娠した。

Akatsuki - YouTube

 

 

暗転

臨月が近づくにつれ初産の不安もありパターチャーラーは、

(実家に帰ってお産をしたい)と思うようになった。

このことを夫に告げたが、男は曖昧な受け答えしかせず返事を一日のばしにしていた。男は駆け落ちした負い目や身分の差、義父にまだまだ誇るほどの成功をしていないことで、顔をあわせることが怖かったのである。

何よりも、勇気そのものが男にはなかった。

そして子供が生まれた──。

 

 

二度目に妊娠した時も同じだった。

パターチャーラーは、いくら頼んでも夫が一緒に行ってくれないので、ついに夫には黙って実家に向かうことを決心した。

そして上の子を連れて一人で家を出た。 

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夫が仕事から帰ってくると家の中は暗く、いつもなら夕食の準備をして待ってくれているはずの妻はおらず、しばらく人がいなかったように空気が沈んでいた。

 

男はハッと気が付いた。

男は甲斐性なしだが、妻を想う気持ちは人一倍強かった。

暗い人気のない道を歩く妻と子を想像するだけで身の毛が総毛立ち、脱兎のごとく家を飛び出した。ほどなく、子連れの女の足の運びもあって、夫は追いついて一安心した、と思ったのも束の間!妻の陣痛が始まってしまった。

しかも黒雲が一気に空一面を覆い、大暴風が吹き始めた。

 

 

降りはじめた雨が次第に強くなる中、パターチャーラーは二人目の子を生み落とした。

夫は急いで葉の付いた木の枝を重ねて小屋を作っていたが、雨はますます激しさを増していった。降りこんで来る雨を防ぐため、彼は妻と生まれたばかりの赤ん坊の様子が落ち着いているのを確認してから、屋根にする材料をさがすため、真っ暗なジャングルの中に入っていった。

まったく前が見えず手探りではあったが、彼はなんとか良さそうな木を見つけた。そしてそれを倒そうとした瞬間!足に激痛が走った。

 

毒蛇が噛み付いたのだ!

その蛇を引っ掴んで無我夢中で放り投げた。

全身に毒が回らないよう足を押さえたが、時すでに遅く身体全体が燃え上がるような感覚に包まれていた。

次第に薄れ逝く朦朧とした意識の中、彼は妻のことを想った。

嵐は一晩中荒れ狂った…

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Babymetal Death - YouTube

 

 

悪夢

激しい暴風雨の中、パターチャーラーは、恐がって泣く子供を自分の身体でかばいながら一夜を過した。

 

(夫が帰って来なかった…)

 

嵐が過ぎ去った、次の日の朝。

パターチャーラーは、猛烈な不安に急きたてられ、出産したばかりの身体をおして、夫を捜しにジャングルに入った。

夫は死んでいた。

彼女は嘆き、泣いた。そして後悔した──。

 

* 

 

しばらくして彼女は、生まれたばかりの赤ん坊を背負い、上の子の手を引き、実家に向って歩き出した…。

途中、アチラヴァティーという川があり、前夜の雨で水量が増していた。深いところでは腰まで水につかり、浅いところでもひざまであったので、二人の子供と一緒に渡ることは出来そうもなかった。

そこで彼女は、赤ん坊をこちらの岸に残して、上の子を抱いて、先に向う岸に渡した。

そして次に赤ん坊の方に戻ろうとして、川の中ほどまできた時、

一羽のタカがすぅーっと降りて来た。

なんとそのタカは、赤ん坊を掴んでさらって行こうとしていたのである。

 

 

彼女は大声をあげ、思いっきり手を振ってタカを追い払おうとした。
しかし、その甲斐空しく赤ん坊は連れ去られてしまった。

呆然としてパターチャーラーは振り返った。

そうすると、向う岸にいた上の子が川に入ろうとしているのが見えた。

母が手を振り大声をあげているのを見て、自分を呼んでいるものと思ったのである。

そして上の子も、あっという間に急流に飲み込まれてしまった。

 

 

彼女は最愛の夫と二人の子を一度に失った。

彼女は打ちのめされた。

一人残された彼女の両足は、父と母の住む町へと彼女を向かわせた…

 

 

さてパターチャーラーは、ようやくサーヴァッティー市の近くまでたどり着いた。

そこで町からやって来た顔見知りの男と出会ったので、実家の父母の消息をたずねた。

そうするとその人は何か言いにくそうにこう答えた。

 

「あなたのお父さんもお母さんも兄弟も、昨日の暴風で倒れた家の下敷きとなって亡くなりました。いま亡骸を集めて火葬にしているところです。あそこに見える煙がそれです」

 

途中からその人の声がパターチャーラーの耳に聞こえなくなった。

彼女の思考が止まった。

羽織っていた着物が身体からずり落ちるのも気が付かなかった。

人々は、裸同然の格好でふらふらと町を歩き回る彼女にゴミやクズを投げつけた。

 

「二人の息子も死んでしまった。夫も死んだ。両親も兄弟も灰になってしまった」

 

彼女はつぶやきは次第に大きな泣き声となった。

彼女は呆然と街の中をさまよっていた…

悪夢の輪舞曲 - YouTube

 

 

灯火

正気を失った彼女は、大声で泣きながら街をさまよううちに、

いつしか祇園精舎の近くまで来ていた。

 

その時、釈尊は静かな木陰で人々に説法をしていた。

彼女の足は無意識にそちらのほうに向かっていた。

説法を聞いていた人々は、近づいてくる彼女に気がつき、この気がおかしくなった女を押し止どめようとした。

しかしブッダは彼女をかたわらに呼び寄せ言った。

 

「妹よ。気を確かに持ちなさい」

 

この言葉を聞いた瞬間、パターチャーラーは正気を取り戻した。

そして彼女は、自分が裸同然であることにハッと気がつき、そこにうずくまった。

その時、一人の人が上着を彼女の肩にかけ、彼女は急いでそれを身に着けた。

目の前にいるお方がブッダであることにようやく気がついた彼女は、

その場にひれ伏した。

 

そして身の上に起こった不幸の数々を告白した。

彼女のいうことを聞いたブッダは次のように語りかけた。

 

「パターチャーラーよ、案ずることはない。

 私こそ汝のよりどころとなろう。

 汝は家族を失って悲しんでいるが、遠い昔から今まで、

 子を失った親が流した涙は、四つの海の水の量よりももっと多い。

 無常の世にあっては、子供も父母も、真のよりどころとはならない。

 ニルヴァーナの世界だけが真実なのだから」

 

ブッダの言葉を聞いているうちに、いつしか彼女の心の悲しみは次第に薄らいでいった。さらに不思議なことに、暗闇の中の一つの灯火のように、揺らぐことのない信念が次第に彼女の心に光りをともしていった──。

 

 

パターチャーラーは正式に出家した。そして修行を重ね、聖者の位にのぼった。

彼女の厳格な修行ぶりは有名で、尼僧中で持戒第一と言われた。

その後、彼女が多くの苦難に泣き虐げられた女性たちを救い、導いたのは先に紹介した通りである。

 

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NO RAIN, NO RAINBOW- YouTube

 

 

Ending

パターチャーラーは、コーサラ国でも有数の良家の子女として生まれたにも関わらず、非情な運命によって、夫も子も親や兄弟も、すべてを失いました。

 

 

嵐の夜・・・

それは、パターチャーラーだけに訪れる悲劇ではありません。

それは、この無常の世界に生きている人々、

すべてに訪れる「嵐の夜」なのです。

 

誰しもパターチャーラーのようになるとは限りません。

しかし、誰にでも必ず訪れる変化と死という事実をまるで無きが如くに無視し、

「今」が永遠に続くと考えるならば、

それは闇黒の夜の嵐の中にただ一人、

放り出されていることと、何ら変わりはありません。

 

まずは事実を見据えること。

そしてパンドラの箱の底のHopeのように、その先にある真実を見詰める勇気。

それがいつか求められる時が必ず訪れる。

もしもその時、

〈わたし〉が〈わたし〉でありたいと望むならば・・・

 

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Road of Resistance - YouTube

 

 

 

 

※後記:

かなりムリムリですが、こう書くとブッダのお弟子さんの逸話にも、メタルっぽいメッセージが感じられるでしょ? 感じられない?やっぱり?(゚∀゚;)アハハハ~

 

あと今度の日曜までにはもうちょっとまともな記事更新します、するつもり、したいな~(゚∀゚;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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