BABYMETALの謎を解く

妄想で突っ走ってます!(◎_◎;

500年の奇蹟-その2(日本編)

※はじめに:閲覧いつもありがとうございます。今回またまた、長くなってしまったので二回に分けて投稿しました。BABYMETALの特殊性は一応書けてると思うんですが、ちょっと硬い文章というか、バラバラというか、いまいちっていうか、、
まぁ~、いっちゃえば悪文ですw ヘ(゚∀゚ヘ)ヘラヘラ~
予めご容赦!<(_ _)>

 

 

 

メタルの世界観を破壊する
メタル史上最強のメタルバンド

 

みなさんは不思議に思ったことはないだろうか?

 

BABYMETALが海外で批評されるとき、まるでテンプレートがあるかのように必ず前置きとして触れられるのが、次の点だ。


「BABYMETALは事務所によって企画されたバンドであり、三人の女の子はそれまで
 一切メタルを聞いたことがなかった」

 

つまりギミックの操り人形だというわけだ。

 

 

 

 

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しかし、日本ではまったく問題とはならない。


あったとしてもせいぜい、2chの荒らしが釣り目的に「BABYMETALのファンはロリコンだ」とか「海外人気詐欺だ」とか騒ぐ程度※1である。

※1:むろん、秋元康氏が作り出したビジネスモデル、いわゆる投票券や握手券とCDとの抱き合わせ販売=AKB商法は「さすがに行き過ぎではないか?」との批判の声は少なくはない。しかしだからと言って、当のアイドルたちを指して「彼女たちは事務所の言いなりの操り人形だ」などという批判は、少なくとも筆者は目にしたことがない。それどころか、社会的には一生懸命頑張っている姿が好感を持って受け入れられている。

 

 

なぜか?
それはもちろん、欧米等と日本は文化が違うからだ。
いや、もっとはっきり言えば、価値観=考え方=思想が根本的に異なっているからだ。

 

その欧米人が、自らの思想に基づいて作り上げた次の三つのメタルの世界観を、BABYMETALは、日本文化に基づいたメタルに書き換えてしまった。

 1.ジャンルの破壊:憎悪や怒りを表す攻撃的なサウンド+キャッチ―なJPOP
 2.真のメタルという概念の破壊:人間の矛盾(負の衝動)にのみ拘る既存のメタル      
                 の固定概念の完全否定→人間の正の側面を表現
 3.西洋的概念(考え方・思想)の破壊:?


だから、困惑・混乱、反感や嫌悪を生じるのは当然のことである。

 

 

そういう意味からすれば、BABYMETALは(その姿に似合わず)数あるヘビーメタルバンドの中でも、(欧米圏の)人々が持つ根本的な価値観=考え方=思想に対して短剣を突き付け、変革を迫るという、メタル史上、最も攻撃的で過激なバンドである、ということが言える。

 

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BABYMETALは、一体、西洋の思想の何を根底から覆してしまったのか?

3項を中心に以下、順次明らかにしていこう。

 

 

培われた価値観

 

まずはこちらの翻訳記事から。

 

 

これはYoutube「君とアニメが見たい(現在削除)」のコメント欄に書き込まれたHaris Bleed-Rというヘイターとファンとのやりとりを翻訳したもの。

このHaris Bleed-R氏の主張(考え方)の要旨を一言でまとめるとこうなる。

 

 学校とは金儲けの手段だけを教え(脳みそを蝕んで)人間性を奪う場所であり、
 真のメタルこそ人間としての正しい生き方を教える音楽である。

 

要するに、今の世の中は商業主義が蔓延し、皆なんでも金が第一で人間として本来一番大切なものを見失ってるぜ?と主張しているわけだ。
だから、金儲けを目的とする事務所によって作られたBABYMETALもまた同様だから、


>彼女たちはおまえの金を掠め取って、(人間性を奪って)全部焼き尽くすんだぜ。

 

と、こうなるわけだ。

 

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一見、正しいことを言っているように見える。(言葉遣いは無茶苦茶だがw)

だが、果たしてそうだろうか?

 

 

もうひとつ例をあげよう。
これは先週(2016年4月17日)読売新聞日曜版の書評欄にあったものだ。

 

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奇しくもこの大学教授氏も上記のヘイター氏と同様、大学教育の場が(企業の利益のための)学生を人材という商品の生産工場の場と化している、つまり商業主義が中心となって人間本来のあり方=人間性が見失われてる、と主張している。

 

果たして本当にそうなのか?
甚だ疑問を感ずる。おそらく社会の最前線で活躍されてきた方ならば、みな同様の感を抱かれるのではないか。

 

この書評欄で取り上げられている対象の本は、マルクス思想に21世紀の社会の可能性を見い出そうとするものである。
しかしそれは明らかに間違いだ。

 

なぜならば、
マルクス理論の前提は、資本主義に基づく資本家と労働者の関係を、賃金を媒介として搾取する者(資本家)と搾取される者(賃金労働者)という対立図式で描いて、格差を生ずる資本主義の構造的問題点を指摘するものであるが、しかしその結論は、やはりどこまでも賃金という富の再分配の仕組みや経済構造を主とする視点に立った上で、人間本来の自由と平等のあり方を導く理論だからである。
それだけでは「仕事をする」ということのもう一つの重要な側面を描き切れていない。

 

どういうことか。
たしかに労働には賃金を稼いで日々の糧を得るという側面もあるがそれだけではなく、「仕事をする」という事自体の中に、人は人間社会の中で自分の価値と役割を認識し、自己を確立するという重要な側面がある。

それは人間にとって根源的な喜びや満足感をもたらす。
なぜなら、他の人(社会)に自己の価値が認められ受容されたいという欲求は、人間の持つ根源的な欲求のひとつだからだ。

 

もちろん、日本においても、今も昔もまるで使い捨ての道具のように人を扱い、自分の利益だけを追求する企業家は存在する。また誰しもが自分が好きなこと、やりたいことを仕事としているわけではない。

しかしながら、日本人は、長い歴史の中で数百年も前から「仕事をする」という意義と喜びについて、価値観を築いてきた。

だからこそ、働くという事、仕事というものについて、それは「人材の商品化である」という認識や考え方については、多くの日本人は違和感を持つのではないか。

 

 

 

本題に戻そう。

なぜ日本では、BABYMETALは事務所の金儲けの操り人形だと批判を受けないのか?


それは、彼女たちは「仕事のプロである」と、皆が知っているからである。
彼女たちを支える神バンドもスタッフもまた「仕事のプロフェッショナル」であり、
彼らの「仕事」が、実に多くの人の喜びとなっていることを私たちは知っている。
そうしてそれは人に無上の喜びと満足感を与え、社会的存在として、まさに自己が存在する意義を、生きている意味と喜びを与えてくれることも知っている。

 

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もちろん、このことはBABYMETALだけではない。
お笑い芸人も役者も、一般社会のサラリーマンも皆等しく、すべての日本人が同じ価値観を共有している。
したがって、批判など起きようはずがない。

むろんブラック企業過労死を招くほど従業員を酷使するような企業は、世間から指弾され、社会的に是正される。

かように日本では欧米とはまったく異なる精神性が重視される。
明治以降、日本にも資本主義の制度(構造)が導入されたが、外面的には同じに見えても、内実は独特の資本主義経済・市場経済が形成されているのである。

 

 

だからこそ、搾取する者と搾取される者という関係でしか「仕事」 を考られない海外の人にとっては※1、BABYMETALは異質な存在として映るのである。

 

500年の奇蹟-その3(海外編) へ続く

 

※1当然、すべての海外の人がそうであるということではない。また、優良な企業はおよそ顧客満足第一を掲げているであろうことは日本と同様。しかし、使用者(雇用主)と労働者(被用者)の関係について、資本主義の考え方ではそうなるということである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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